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御坂でハーフパイプの後の甲斐駒ケ岳に登山

公開日2012年7月10日    カテゴリブログ, 登山

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7月の三連休に、槍ヶ岳〜奥穂高の縦走を計画しているのですが、それの練習もかねて、甲斐駒ケ岳に登山してきました。
仮想槍ヶ岳、大キレット、奥穂高、、にしては幾分スケールが小さいですが、高所順応と先日買った靴の足慣らしには十分な登山でした。

甲斐駒ケ岳は去年の10月に登頂しましたが、相方さんが 高山病と疲労で途中ダウンしたこともあり、今回はそのリベンジも兼ねてました/

 

今回も同じルートで挑みます。
北沢峠→仙水小屋→仙水峠→駒津峰→甲斐駒ヶ岳頂上<下山>→駒津峰→双児山→北沢峠

まずは前回リタイアした駒津峰を目指します。ここまで登って、行けそうなら山頂へ向かう。駄目なら下山。今回は無理をしないようにしました。

上のgoogleマップを見ても分かる通り、仙水峠〜駒津峰は急坂。ここをクリアできるでしょうか?

 

前日に御坂でパイプの練習後、伊那に向かい皇太子も南アルプス登頂の時に立ち寄った仙流荘という麓の旅館で一泊しました。

きれいな旅館で、ご覧のように横に広い。移動が面倒ですが、お風呂も素晴らしいので南アルプス登頂前にここで一泊されるのもいいかもしれません

さて、御坂でのパイプの疲れを仙流荘で癒した翌日、バスに乗って北沢峠に向かいます。南アルプスへ通じる道は一般車両は進入禁止なので、面倒ですが、バスで登山口のある北沢峠に移動になります。
前回、南アルプス大縦走した時以来なのですが、この日もやっぱり寒かった!10℃ちょっと。

午前中雨の予報でしたが、それほど降らず。しかし、どんよりとした重たい雲が立ちこめていたので、前回見たような仙丈〜北岳の壮大な景観は今回はあきらめざるを得ませんでした。

北沢峠を出発。前回ほど人は多くなく、バスを降りたほとんどの人が反対側の仙丈ヶ岳に向かい、甲斐駒方面は我々をはじめ少数でした。

静かな登山道を、仙水峠まで目指します。

南アルプスの天然水はここから生まれるのでしょうか?しばらく川沿いに進みます。これがなんとも南アルプスらしいですよね。

豊富な水量に恵まれる、まさに「山は水瓶」というのを実感します。
国で保護された森だからなのでしょうか?杉などの「人口的」な樹木よりブナやダケカンバが多い 樹林帯で、植生も豊富なのがここの特長。

北岳まで行くと、今だとキタダケキンポゲという北岳にしか生えてない固有種が多く見られます。
途中で、それらしい、のを見つけました。

葉っぱの形が微妙に違いますな、たぶん。。うーん、似てるような違うような・・・

仙水峠まではそれほど傾斜もキツくないので、がんばればここで時間を短縮できます。
が、折角なのでじっくり周りを観察しながら行きたいですよね。

歩くこと30分ほどで仙水小屋に到着。トイレは無いそうですが、水が補給できます。

しばらく行くと樹林帯を抜け・・

その先は突如、火山か?と錯覚してしまうような、草木を拒む大きな岩陵帯に行きます。ここは傾斜が少ないので、見た目のゴツさとは違い、スイスイと岩から岩へと渡って行けます。

ここまで開けると前を行く人が見えます。我々の前に3組はいたでしょうか。
樹林帯を進んでいると、前後に人が見えないので、あたかも自分一人の空間のような気になりますが、意外に近くに人がいることが多々あります。

これがもし、このような急斜面だったら大変な労力になります。微妙なバランスを保ちながらその場で固定されている岩。
ひとたび何か力が加われば、雪崩を打つかのごとく崩壊するのでしょうか?

出発から1時間30分で仙水峠に。
「原口国秋君之碑」がありました。40年ほど前にこの地で遭難された方のようです。

この山には、(ここに限らないのですが)このように何カ所か遭難碑が建ってます。
多くの方が命を落とされているようですが、特に昔は装備も、道の整備も進んでなかったでしょうから、登山の危険性は今より遥かに高かったのかもしれません。

仙水峠から先は頂上まで登りが続きます。
甲斐駒がきつくなるのはここから。
相方さんも、去年はここで体力を使い果たしてました。

今回はしっかりした足取りだったので大丈夫でしょう。
高度がここから一気に上がるので水分補給をこまめにしないと高山病の恐れが高まるだけでなく、基本的な体力も奪われてしまうので休憩を多めに取った方がいいでしょう。

去年はここから仙丈ヶ岳が見えたのですが、、、今日は霧で全く見えません。

依然として急な登りが1時間以上続きます。
上がるにつれ、晴れ間も見え始めました!

樹林帯を抜け、またしても岩陵帯。しかも登り。しかし、ここまでくれば、次の目標点の駒津峰はもうすぐ。

駒津峰到着!
相方も私も具合に問題なかったのでこのまま山頂に向かいます。

が、非常に疲れた・・

駒津峰から先は、今までと違い、キレット風の岩の上り下りがあります。

結構、急で足がかりも少ないのに、Noはしご、Noクサリ、Noロープ!!はっきり言って三点支持をフルで活用しないと危ないです。
仮想大キレットにしては、申し分なし、良い練習になりました。大キレットは、もっと足場や人工物が据えられてるようですが。

 脚の短い私は苦労します・・・

駒津峰からの下りを征し、いよいよ甲斐駒ケ岳の山頂にアタックします。

前回は私一人で行きましたが、その時の印象は「あり地獄」

砕けて砂のようになった花崗岩。これが山肌を白く輝かせていて、これぞ天下の秀峰甲斐駒ケ岳!と言わせるような美しい山容を呈しているのですが、登るのは非常に大変。

脚を取られ、前に進むのも一苦労。しかし、靴のホールド力がいいのか、前日までの雨で地盤が堅くなったのか、前ほど苦労はしませんでした。


雲と花崗岩のマッチングが美しいですね。

巨岩の間を抜けたり。

山というのは、晴れてるともちろん景色がいいですし、そう望むのですが、雲との相乗効果も、時に美しいと感じます。
まぁ、場所にもよるのですが甲斐駒はまさにそうですね。
とはいえ、相方さんは今回が初めての登頂になるので 、晴れた景色も見せて上げたかった。

なんとか登頂!長かった、、、
神社のご本尊?があります。
黒戸尾根側(諏訪側)の登山口に竹宇(ちくう)神社があり、それの本宮がこの山頂にあるわけです。


甲斐駒は信仰の山なのです。駒ヶ岳神社のホームページによると。。。

「山頂には大己貴大神と共に駒室大神が祭られています。
摩利支天峰には摩利支天、西峰には、天照大神と馬頭観音、烏帽子岳には薬師大神と大頭羅白神。黒戸山には刀利天と大日大神が祀られています。 」

ということで摩利支天も西峰も、まして、黒戸尾根の刀利天にも行ってないので、甲斐駒をすべて制覇するのはまだ時間がかかりそうですが、今回山頂まで登頂できたのはまぎれも無い事実。
神様のお陰?ということで時間はかかりましたが、登頂の喜びは大きかったです。

最後まで雲に隠れて、その姿を見ることはありませんでしたが、下山途中に一瞬山頂が顔をのぞかせました!