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晴れた鳳凰三山に1泊2日。

公開日2012年7月31日    カテゴリブログ, 登山

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ようやく梅雨が明けて、雨を気にせず登山できるようになりました。
今回も南アルプス。 鳳凰三山にハイキング。
去年、夜叉神峠からこの山に登りましたが、往復20km以上をしかも日帰りだったので、駆け足登山に。加えて天候も悪く、雨こそ降りませんでしたが、厚い雲の中でせっかくの景色は見られませんでした

今回は、韮崎側の青木鉱泉からスタート。同じ山でも、登り口が違うだけで全く印象が変わります。
夜叉神側からだと、とにかく長い上り坂を延々行く、しかし斜度が無いので体力がある人なら、それほどキツくはありません。
しかし、今回のルートは、距離は短いですが急坂。ただ、途中で鳳凰三山名物の滝が見られるので、楽しんで登れると思います。

今回のルート。

Googleマップ

こうやって見るとやはり急坂なのが分かると思います

スタート地点の青木鉱泉。建物の風情は大正時代といったレトロ感たっぷりです。

ここに来るまで、舗装されていないボコボコした悪路を30分行きます。車高の低い車ならば、相当なドライビングテクニックが必要でしょう。

山の崩落防止工事?をしているためか、重機の音が静かな山間にこだましていました。

前半2時間は比較的なだらかな道で、沢沿いから小川の音も聞こえる気持ちのいい登山道です

しばらくいった滝で休憩。始め、ここが第一の滝「南精進滝」と思いましたが、別モノです。

みんなここがそうだと思って「なんか思ったより小さい滝だな」なんて言ってましたが、ホンモノはコレ↓。このあと20分ぐらい登った所にあります。

登山道からやや外れた所にあります。道標がしっかり立ってるので見逃すことはありません。

この滝を過ぎると、急坂になります。両手を使って体を持ち上げながら進みます。途中このような葉っぱに鋭いトゲが生えてる恐ろしげな草が密生してる所があちことにありました。

見た通り触れると痛いです。
この草は何から身を守ろうとしてるのでしょうか?

南精進滝から次の滝「鳳凰滝」を経由して「白糸滝」までは、距離にして僅か1km。しかし2時間半かかりました。

樹林帯で、急坂、休憩ポイントもほとんどなく、延々登り。修行のような山行が続きます。

鳳凰滝。

巻くこと無く直登するので、ここが一番キツかった。

白糸滝までくるころには、もう体力も残り僅か。一緒に来た相方も非常にキツそうです。

 

白糸滝を抜けると少し傾斜も収まってきましたが、先ほど消耗した体力はもう戻ってきません。悪路、というほどではないのですが、自然に近い状態の登山道なので、しっかり道を見極めて脚を運ばないと、根っこに滑ったり、石でつまずいたり。

ようやく五色滝。滝はこれで最後です

 

少し行くと階段が。人工的なものというとコレ一カ所ぐらいですね。

ここからしばらく行くと、ようやく樹林帯から開放されます。

そして今日泊まる鳳凰小屋に到着。一泊します。

奥秩父にあるような手作り感のある小屋です。中も狭く暗いことにびっくりしました。
今まで、蛍光灯が煌々とし、施設の整った山小屋ばかりで、それが当たり前だと思ってただけに新鮮な驚きがありました。

本来は自然の光だけでも十分生活できるんですよね。
諸々、行程は1時間半ほど遅れたのですが、余裕を持った予定だったので3時に到着。
夕暮れまで、遅い昼食兼早い夜食を摂って過ごしてました。

山小屋で過ごす、夕暮れは、都会の煩わしさを忘れさせてくれます。

夜、今日は流星群が見られると思って、カメラをスタンバイ。

しかし、あまりにも予備知識が無かったので、何も撮れず。

時々、東の方から稲光が。後から知ったのですが、ここから東に数キロの市街地では雨が降っていたそうです。

ここは何もありませんでしたが。
消灯時間になったので、流星はあきらめて、寝ることに。かなり人がいるはずなのですが、スペースはかなり広くとれたので熟睡できました。

 

翌日。稜線上の小屋ではないので、ご来光はあきらめて、遅い出発。

そしていきなりの急坂、そして砂地

一歩進むごとに10cmごと下がるというあり地獄状態

しかし、気持ちよく晴れました。オベリスクも見えてきました。もうあと一息!

途中で鳳凰三山の一つ観音岳も見えます。

昨年来た時は雲の中で、展望ゼロ。初めて来る山のような新鮮さと高揚感がありました。

オベリスクです。

前回も来てるのに、全貌をはっきり見るのは初めて。ようやくここまで来たかという気持ちで一杯でした。

賽の河原にあるお地蔵さん。雲の中で見ると、地獄の3丁目のような景色だったのですが、晴れると全く違います

前回登った甲斐駒もはっきり見えます。

オベリスクに登るも、途中技量不足で敗退。上から賽の河原を見ると、この高度感!

脚がすくむので早々におります。槍ヶ岳の穂先登頂よりも、こっちの方がレベル高いですな

何度見てもオベリスクはかっこいいですな

オベリスクを背に、先ほど見えていた観音岳、そしてその先の薬師岳に向かいます。

相方さんはお腹の調子が悪くて、しんどそうでしたが、1時間ほどで薬師岳まで登頂。

薬師岳山頂はとても広い。

鳳凰三山を制覇!
相方さんも前回の甲斐駒に続き、南アルプス二峰目。しかもこちらの方が体力面での難易度が高いので、自信になったのではないでしょうか

 

ここから、中道での下山。延々樹林帯を抜け、4時間かけて青木鉱泉に戻ってきました。

下山道は樹林帯を下るだけなので、どこのお山でもあまり特筆することは無いのですが、ここは中腹の笹林がとてもきれいです。

あまり雑誌等で取り上げられることはないのですが、振り返ると、迫ってくるような笹原がとても美しい。

そして、前回は野生の鹿に 遭遇しましたが、今回はアサギマダラに会えました。

初めて見るので、とても興奮しました。
人を恐れないようで、近づいても逃げません。それどころかカメラを向けると、羽を広げて、はい!ポーズ!今年のベストショットです。

 

やはり山はなにか新しい発見が必ずありますね。また、自然の素晴らしさに感動しました。